皆さま、こんにちは。
監査委員事務局・公平委員会事務局の稲野です。
いきなりの写真は、瀬川のスーパーマーケット、阪急オアシス箕面店です。
4月7日の府議会議員選挙から店内のレストスペース(イートインコーナー)
が投票所になります。
詳しくは箕面市ホームページ掲載の報道資料をご覧ください。
私たち事務局の部屋の隣が選挙管理委員会事務局の部屋。
職員は相互に兼務していますので、何かと連携を図っています。
投票区の見直しと新しい投票所の設置については、市長協議のたびに
何やら難しい顔で廊下を戻ってくる選管担当職員を何度か見かけました。
次の選挙で、投票しやすくなったと市民の皆さまに思っていただければ
選管担当職員は苦労の甲斐があったというものでしょう。
当事務局の職員も、3月に入って早めに選挙準備に合流できるよう、
ピッチをあげて業務に取り組んでいます。
定期監査と工事監査
さて、定期監査です。
事務局職員による予備的な調査を踏まえ、監査委員による各部局対象の
ヒアリングが終わりました。
( 左上:人権文化部、 右上:子ども未来創造局 )
( 左上右上とも:子ども未来創造局 )
( 左上右上とも:消防本部 )
これとは別に工事監査も行いました。
本年度の対象は、箕面浄水場の中区配水池耐震化工事です。
なにぶん工事は技術上の専門的なことが多いので、例年、技術士の方に
書類を確認してもらい、現地視察に同行してもらいます。
下の写真は、水を抜いて工事中の地下空間です。
ここに水を溜めて皆さまの家庭に送られるんですね。
現在、工事監査を含めて定期監査の結果を取りまとめはじめたばかりです。
監査委員のヒアリング時の指摘や意見を反映させて素案を作成し、
監査委員に見てもらって指示を受け、手直しして完成させます。
次回の私のブログ当番は3月14日の予定。
ちょうどその頃に定期監査の結果をホームページに掲載できそうです。
ルールを知り、ルールに則り、ルールを見直す
監査の仕事をしていると、否が応でも対象部局のミスが見つかります。
人間のやることだから仕方がないところもあります。とはいえ、中には
見過ごせないこともあり、その場合は監査委員から厳しく注意されます。
監査を行う観点は合法性(合規性)と3E(=経済性・効率性・有効性)
であることは以前書きました。
私の経験上、ミスは主に合法性(合規性)のレベルで起こります。
つまり「ルールどおりでない」ということです。
事務を行うに当たって、効率性などより前の基礎段階です。
いったいどうしてそうなってしまうのか。
原因はいくつか考えられます。
ルールが多すぎて把握できない、ルールを確認する時間がない、
前年どおりで大丈夫だと思っていた、などでしょうか。
いくら立派な事業成果を構築しても、基礎がしっかりできていなければ
崩れる危険性があります。そうなっては、事業の相手方、つまり市民や
事業者に迷惑がかかります。さらに、市が余計な出費を余儀なくされる
など、公金の無駄遣いにもなりかねません。
ですからやはり、ミスを指摘し、ミスを減らす対策を求めるのです。
場合によってはルールの方を見直して、不要なら廃止し、不合理なら
変更することを含めて。
「やっぱり他部局の職員から嫌われるんだろうなあ」とめげながらも、
くじけず負けずへこたれず。「問題を見つけてなんぼ」の心意気で、
これからも私たち事務局職員は監査委員の手足となって指摘し続けます。