みなさん、こんにちは、子ども未来創造局 担当部長の木村です。
昨年12月に起きた本市在住の当時4歳の子どもさんが、母親と同居する男性2人によって殺害されるという痛ましい事件から、もうすぐ1年がたちます。
事件を受け、市では本年4月に教育委員会内に「児童相談支援センター」を立ち上げるとともに、新たに専門知識をもった「子ども家庭総合支援員」を雇用するなどの取り組みを実施してきました。
私たちは、二度とこのような悲惨な事件で、尊い命が失われたり、幼い子どもたちが虐待に苦しみ日々過ごすことがないよう、今後も全力で取り組んで行きたいと考えています。
■子ども達のSOSサインに気づいたら迷わずお電話ください!
皆さんが子ども達のSOSサインに気づいたら、迷うことなく市など関係機関に通報していただくことが、児童虐待をなくしていく上でなにより重要です。
○子ども達のSOSサイン(例)
・身体や服装
:殴られたようなあざ、不自然な外傷などがある
:汚れた服装を繰り返し着ている
:お風呂に入っていないようすがうかがえる など
・行動や言動
:未就学児が夜遅くまで外で遊んでいたり、家に帰りたがらない
:親に対しておびえている など
・家庭でのようす
:悲鳴のような突然の泣き声、激しい泣き声が聞こえる
:子どもをののしる大人の声が聞こえる
:子どもだけを残し保護者が夜間に外出している
:保護者同士が大声で怒鳴り合うような激しいけんかをしている など
これ以外でも、何か気になることがあれば、下記にご連絡ください。
どんな情報でも結構です。
市児童相談支援センター(072-724-6233)
池田子ども家庭センター(072-751-1800)
夜間・休日虐待通告専用電話(072-295-8737)
児童相談所 全国共通ダイヤル (189)
本市における児童虐待通告件数は、昨年の4~8月は26件でしたが、本年度の同期間は179件と約7倍になっています。
どうか、みなさんも気になることがあれば、いつでもご連絡ください。
ただ、みなさんも通告するときは戸惑うこともあると思いますが、そんな心配は一切ありません。
例えば、
「泣き声がしているけど虐待かどうか解らないし」
⇒ご連絡いただければ虐待かどうかの判断は市の児童相談支援センターの専門職が行います。
「私が通報したと相手に知られたら気まずいし」
⇒匿名でお電話いただいても大丈夫です。
など、通告をいただいた皆さんにご迷惑をかけることは一切ありません。
皆さんの一報で救われる子どもがいます。
■11月は、児童虐待防止推進月間です。
平成16年度から、児童虐待防止法が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と位置づけ、全国でオレンジリボンをシンボルマークとして児童虐待防止に関する様々な取り組みが実施されるとともに、集中的な広報・啓発活動を行っています。
その一環として、11月10日(土曜日)には、民生委員・児童委員さん、主任児童委員さんのご協力のもと市内3カ所(阪急箕面駅周辺・キューズモール・小野原地区)で啓発チラシや啓発グッズなどを配布する街頭キャンペーンを実施します。
私たちを見かけたら是非、啓発チラシなどをお受け取りいただき、虐待通報などの参考にしていただければ幸いです。
■箕面船場ライオンズクラブさまから、今年度もご寄附をいただきました!!
箕面船場ライオンズクラブさまから、市の早期療育施設「あいあい園」に子どもたちが訓練等で使う「電動車いす」のご寄附をいただきました。
箕面船場ライオンズクラブさまは、献血活動や今回のチャリティゴルフコンペなどを通じ、常日頃から社会奉仕活動に取り組まれています。
この度は、第27回の開催を迎えたチャリティーゴルフ大会に参加された130名を超える参加者の皆さんのご寄附などで、5回目となるあいあい園へご寄附をいただきました。
具田副市長からお礼の言葉とともに、感謝状を贈呈しました。
「あいあい園」では、就学前の障害のあるお子さまや発達上何らかの支援が必要なお子さまを対象に、より豊かな日常生活や社会生活を送ることができるよう訓練や保育を実施しています。
ご寄附いただいた品は末永く子ども達のために大切に使わせていただきます。
箕面船場ライオンズクラブのみなさま、本当にありがとうございました。