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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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水道週間 ~ 蛇口をひねれば               

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皆さま、こんにちは。
上下水道局長の小野啓輔です。

「愛」の反対語は「無関心」。
では、「ありがとう」の反対語は、何でしょう?

答えは、

「あたりまえ」 だそうです。

ネットで話題になったこともあるので、
ご存じのかたも多いかもしれません。
例えば、こちら。

少しだけ、引用します。

『ありがとうの反対語など今まで考えたこともなかった。教えてもらった答えは
 ・・・ 「あたりまえ」
 「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」「有難(ありがた)し」という意味だ。あることがむずかしい、まれである。めったにない事にめぐりあう。すなわち、奇跡ということ だ。奇跡の反対は、「当然」とか「当たり前」
   ・・・・(中略)・・・・
 誰しも、今日と同じ日が明日も繰り返されると思う。今日、誰かと出逢い、話し、笑い、食事をして、仕事ができる。こんな当たり前だと思うことが、本当は奇跡の連続なのだ。「有ること難し」 生きて、出逢う、という奇跡の連続に、「ありがとう」を言わずにいられない。』

私たちは、同じことを体験しても、
「そんなことは当然」「当たり前」と感謝しない場面もあれば、
「有ること難し」と思い至って、心から感謝する場合もあります。
人は往々にして、当たり前と思っていることが、当たり前でなくなるまで、
なかなか有り難さに気づくことは少ないのかもしれません。
今起きている日々の奇跡の連続に、感謝して生きていけたら、と思います。

ちょっと説教くさくなったので、
私が大好きなお笑いコンビ「COWCOW(カウカウ)」の大ヒット
「あたりまえ体操」にちなんで、
「上下水道のあたりまえ体操」を作ってみました。

 ♫ あたりまえ あたりまえ あたりまえ体操
   蛇口をひねれば 水が出る~  飲めるウ~
   あたりまえ体操
   レバーを回せば トイレの水が 流れるウ~
   あたりまえ体操  ♫

今日のテーマは、「水道週間」です。
少し押しつけがましい自画自賛のきらいもありますが、
年に1度の水道週間に免じて、お許しください。

●第60回 水道週間

毎年6月1日から7日までは、「水道週間」です。

「水道週間」は、「水道について広く知っていただくこと」を目的に、
国の呼びかけで昭和34(1959)年から始まりました。

普段、何気なく使っている「水道」への関心を深めていただき、
水の大切さや水道事業についてご理解・ご協力をいただくため、
厚生労働省や都道府県、各市町村などの水道関係者が連携し、
毎年、全国一斉に水道に関する様々な広報活動を実施しています。

平成30年度は、記念すべき第60回目を迎えて、
今年のスローガンは
「水道水 安全おいしい 金メダル」です。

    【第60回水道週間ポスター】
       
          「出典(公社)日本水道協会」

●箕面市水道の取り組み

箕面市上下水道局でも、街頭キャンペーンや浄水場の子ども見学会などを
開催し、水の大切さをPRしています。
例えば、6月1日(金曜日)午前7時30分から、阪急箕面駅前で
水道週間の街頭キャンペーンを行いました。
毎年、箕面市管工事業協同組合さんと共催で実施しているもので、
当日は、三原理事長をはじめ10名の組合員さんも参加していただき、
本市公営企業管理者や上下水道局職員とともに
水や水道の大切さをアピールしました。
通勤、通学等でお急ぎの方も多くおられたと思いますが、
皆さま、ご協力ありがとうございました。

【水道週間 街頭キャンペーン~滝ノ道ゆずるも参加しました。】
  

【箕面市管工事業協同組合さんご協力による
 PRグッズ(付箋セット)も配布しました。】
 

●縁の下の力持ち 水道事業

私たちの暮らしに欠くことのできない大切な水。
生活の一部として、「当たり前」のように使われている水道。
水道は、健康で文化的な生活や、様々な社会経済活動を支える
重要なライフラインです。

私たちの家の蛇口をひねれば、そのまま飲むことができる
安全・安心な水道水が、いつでも出てきます。
実は、「蛇口から直接水を飲む」ことができるのは、
日本が誇る水道文化です。
これは、世界的に見ても、とても貴重な環境で、
海外暮らしや海外旅行を経験されたかたは、
直接飲める水道がいかに貴重なものであるかを、実感できると思います。

いつも水道は、皆さまのご家庭に
「安全でおいしい水道水」を安定してお届けしています。
単純計算ですが、私たちの水道事業は、
蛇口を通して毎日まいにち、2リットルのペットボトルを何百本も
各ご家庭に宅配していることとなるわけで、これを24時間365日、
一時でもストップするわけにはいきません。

水道水がお客様にたどり着くまでには、たくさんの過程を経ています。
この「当たり前」を実現し続けるために、
箕面市や大阪広域水道企業団、水道事業者などの関係者は、
様々な取組みを進めています。

まずは、川の水や井戸水、地下水などの水源地の原水を、
浄水場で安全で安心して飲むことができる水に浄水し、
配水池や水道管等を通じて、24時間いつでも着実に各ご家庭まで届けています。
その間、原水や水道水の水質を定期的に検査し、水質基準に適合しているか、
適切に流れているかを厳しくチェックして、
細心の水質保全や施設の維持管理に努めるとともに、
老朽化した水道施設を災害に強い施設となるよう、
計画的な更新も進めています。
さらには、多くの水道事業者・関係者が、水道施設やご家庭の給水施設などの
整備や修理に、日夜取り組んでいます。

【おはようございます 水道週間です。】
 

●災害への備え

暮らしに必要な水のほとんどを、私たちは水道水に頼っています。
しかし、もしも今の生活から水道がなくなったら、
私たちの生活はどうなるのでしょうか。

飲み水や炊事・洗濯をする水、お風呂やトイレの水など、
もしも水道が使えないとしたら。
例えば地震などの災害で、水道管が破裂し、水道が使えなくなったら、
たちまち水のない不自由な生活を強いられます。
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などを経験した私たちは、
多くの貴い命が失われ、甚大な被害が発生し、例えば
広範囲で長時間に及ぶ断水など、市民生活や社会基盤にも
大きな影響を受けたことを、リアルタイムで知っています。

また雨が少ない「渇水」や、川や浄水場などに異物が流入する水質事故などで、
給水制限や断水になることもありえます。

特に、大地震が起こった直後、三日間は、外部からの支援が届きません。
水道・ガス・電気が止まり物流が途絶えても、三日間もちこたえられるよう、
いざというときのために、各家庭で備えてください。
例えば、飲料水は、ひとり一日3リットル必要です。
「一日3リットル×3日分×家族の人数」の飲料水を
ぜひ備蓄しておいてください。

「防災~今すぐ始める家庭の備え」は、こちら。

もちろん、大災害を教訓に、あらためてライフラインとしての水道が
いかに重要かを、水道事業者として再認識するとともに、
安全でおいしい水を安定して供給するという基本責務を、
肝に銘じたいと思います。
「箕面市上下水道局の災害対策への取り組み」は、こちら。

【水を大切に!! 水道週間です。】
 

●貴重な水資源を大切に!!

水の惑星と呼ばれる地球ですが、実は
地球上の真水は、わずか2.5%しかないと言われています。
水は限りある資源です。
私たちには、この貴重な資源を次の世代に残す義務があります。
未来に向かって水道水を安全でおいしく保つためにも、
私たち一人ひとりが、
水道水の源である「琵琶湖」や「淀川」、「箕面川」などの水を、
さらには、自然の恵みや水資源が循環する地球環境を
大切に保全していくことが必要です。

【水道週間です。ありがとうございます!!】
 

暑くなって水を使うことが増える季節。
この水道週間を契機に、
安全で安心して飲めるおいしい水道、その重要性について、
また、自然の恵みを受けた水源の保全や環境保護の大切さ、水の循環、
災害に強い水道づくりなどについて
今一度考えていただければ幸いです。

【皆さん お疲れ様でした!!】

これからも、皆さまに「安心」して水道水を飲んでいただけるよう
「安全」な水を「安定」してお届けいたします。
水道事業の取り組みに今後ともご理解、ご協力をお願いいたします。

さらに、上下水道局長として、また、一人の市民ユーザーとしても、
いつも「あたりまえ」を維持していただいている
上下水道事業者や上下水道局職員など、すべての上下水道関係者に、
心から感謝申し上げます。

ありがとうございます!!


箕面市ふるさと納税の利用を市民のみなさまによびかけるため、2018年7月31日(火曜日)までの間「えっ、箕面市民も寄付できるの?箕面市ふるさと納税!」を統一キャンペーンとして展開します。


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