こんにちは。
総務部の中井です。
一昨日、沖縄や奄美、九州南部に続き、九州北部と四国が梅雨入りしたと気象台から発表がありました。
いずれも平年より8日早く、昨年より23日早い梅雨入りとなりました。
平年の近畿地方の梅雨入りは6月7日頃で、梅雨明けは7月21日頃ですが今年は早まりそうです。
梅雨は、季節が春から夏に移行する過程で、雨日が多く、日照が少なくなる季節現象です。
今の時期、雨に備えてといってもピンときませんが、梅雨に入る前に自宅周りの側溝を清掃するなど、早い目の雨対策をお願いします。
箕面市の防犯対策
箕面市では、安全・安心なまちづくりを進めるため、自治会やマンション管理組合などの地域団体や市民の皆さんのご協力をいただき、各種の防犯対策に取り組んでいます。
平成26年度には「大阪で一番安全なまち」をめざし、箕面警察署の全面協力を得て、府内で初めて全ての市立小中学校の通学路に750台の防犯カメラを設置しました。(全14小学校区、1校区あたり50台規模)。また、以降も市内全ての公園203園に防犯カメラ300台を設置するとともに、自治会やマンション管理組合が設置する防犯カメラへの助成制度を創設し、現在、市内で合計1,900台以上の防犯カメラが稼働しています。
箕面市の犯罪件数の推移
下の表は、防犯カメラ稼働前の平成26年から、実際に全防犯カメラが稼働している平成29年までの3年間の犯罪件数の推移です。
防犯カメラによる抑止効果が高いとされる街頭犯罪の減少率は大きく、さらに空き巣や事務所荒らしなどの侵入窃盗の減少率が特に高くなっています。
・犯罪総数は、32.6%減少しました。
・街頭犯罪は、40.3%減少しました。
・侵入窃盗は、71.4%減少しました。
* 街頭犯罪とは、路上強盗、ひったくり、自動車盗など、主に街頭で発生する犯罪の総称で、防犯カメラの効果を検証するために、大阪府警察犯罪統計の刑法犯罪種別及び手口別発生市区町村別認知件数から代表的な7種を集計しました。街頭犯罪は、防犯カメラによる犯罪抑止効果が高いとされています。)
防犯カメラ
通学路防犯カメラ、公園防犯カメラ、自治会防犯カメラすべてが本格稼働した平成27年以降の街頭犯罪(7種)の減少率は、平成26年と比較して40%を超えており、さらに街頭犯罪の一種でもある空き巣や事務所荒らしなどの侵入窃盗は、実に71.4%も減少しています。
実際に防犯カメラの映像から、ひったくりなどの街頭犯罪、自動車によるひき逃げ、窃盗など各種犯罪で容疑者の特定につながった事例も多数あり、防犯カメラの設置が確実に犯罪の抑制、早期の犯人逮捕につながっています。
また、自治会やマンション管理組合が市の助成制度を利用し、防犯カメラを設置される場合には、団体内で設置台数や設置場所などを十分に協議されており、これらを通じて地域全体に防犯意識が高まったものと考えています。
箕面市で犯罪件数が一番多いのは自転車盗
箕面市で犯罪件数が一番多いのは自転車盗です。
平成26年は260件、平成29年は194件と25.4%の減少となっていますが、他の犯罪と比較して減少率は低く、犯罪総数819件の概ね4分の1を占めています。
自転車は身近で手軽な乗り物ですが、身近すぎるのか、被害自転車の約半数が施錠をしておらず、道路上に止めて被害に遭うなど、無防備な状態で被害に遭われるケースが多くなっています。
平成28年と平成29年の自転車盗の被害場所です。2年間ほとんど変化していません。
道路上での被害が2年とも4分の1近くを占めています。
施錠の有無についてのグラフです。2年間ほとんど変化がありません。
自転車の盗難に対して、全く無防備であることがわかります。
被害に遭わないために
自転車の盗難防止は、手間でも毎回きちんと施錠することが第1歩です。
そして、二重ロックなどの防犯対策を進めてください。
○スーパー、コンビニなどで買い物するわずかな時間でも鍵をかける。
自宅や学校など自転車を駐輪する場合でも、しっかり鍵をかける。
○被害に遭いにくい丈夫なシリンダー錠などを取り付ける。
○ワイヤー錠やU字型錠を利用するなど、2つ以上の鍵を取り付ける。
○防犯登録を行う。
犯罪の発生状況を他市と比較するため、犯罪件数だけでなく、人口1万人や、10万人当たりで、何件の犯罪が発生したか、犯罪発生率を計算し同じ条件で大阪府内各市との比較をしました。
10万人あたりの犯罪認知件数は、大阪府内平均の2分の1です。
街頭犯罪
10万人あたりの街頭犯罪発生率は、大阪府内平均の2分の1以下です。
大阪府内で一番安全な市をめざして
箕面市の犯罪発生率は、以前から大阪府内33市の中で低いグループに位置しており、平成20年当時は府内で7番目に低い市でしたが、この犯罪発生率は市の人口規模や人口密度、都市化の状況などが影響すると考えられ、例年順位に大きな変動はなく、半ば固定化していました。
しかし、「大阪で一番安全な市」を目標に、防犯カメラの設置や各種の防犯対策に取り組んだ結果、箕面市の犯罪率の低下は大きく、府内各市の低下率を上回り、大阪府内平均の2分の1、平成29年には府内で犯罪率が2番目に低い市となりました。
今後とも現状に満足することなく、市民の皆さんや警察などの関係機関とも連携し、目標である府内で一番安全な市をめざし防犯対策を充実・強化していきます。
箕面市ふるさと納税の利用を市民のみなさまに呼びかけるため、2018年7月31日(火曜日)までの間「えっ、箕面市民も寄附できるの?箕面市ふるさと納税!」を統一キャンペーンとして展開します。