皆さん、こんにちは。教育推進部の大橋です。
1学期も半ばを迎え、市内の公立小・中学校ではいろいろな行事や催しが行われています。
今日は、そのほんの一部をご紹介したいと思います。
5月16日(水曜日)
豊川南小学校では、5月16日から全校児童を対象とした「放課後教室 まなび舎」が開校しました。「まなび舎」は週2回放課後に行われ、退職教員などを中心とする学習向上ボランティアのかたが子どもたちの宿題やプリント学習など見てくれています。
この日は、1年生から5年生までの児童40人前後が集まり、宿題やプリントなどに取り組み、分からないところなどは「まなび舎」の先生に聞いていました。
気になったのか、校長先生まで登場!
豊川南小学校では、放課後の子どもたちの過ごし方は様々です。「まなび舎」は週2回ですが、毎日実施しているものには、学童保育(一定要件に該当する基本1年生から3年生までの児童が放課後を指導員さんのもと過ごす場)や自由な遊び場開放事業(すべての児童が対象で、運動場や開放教室などで自由に放課後を過ごす場)などがあります。
学童保育室では指導員のかたとともに!
自由な遊び場開放事業では、宿題をする子ども、遊ぶ子ども様々
豊川南小学校では、学校の教職員、学力向上ボランティアのかたがた、学童保育の指導員さんたちが連携協力しておられ、放課後教室「まなび舎」、学童保育、自由なあそび場開放事業それぞれがうまく機能し、子どもたちが安心して、のびのびと放課後を過ごしていました。
豊川南小学校の「まなび舎」のような放課後学習を市内の小学校の約半分が実施していますが、学校だけの力では人材の確保など継続的に実施できる体制づくりが難しい状況にあります。また、学童保育は厚生労働省所管の事業であり、自由なあそび場開放事業や放課後教室は文部科学省所管事業となっており、なかなか事業連携が難しいのが現状です。
ですが、耐震化も終え、学校が地域で最も安心安全な場所となった今、「学びの場、遊びの場、仲間づくりや異年齢交流の場、そして子どもたちにとって居心地の良い場」として、放課後の在り方を再構築すべき時期に来ていると感じました。
5月16日(水曜日)〜5月18日(金曜日)
本市の小中学校の修学旅行は、1学期に行う学校と、2学期に行う学校があります。第六中学校では、5月16日から5月18日までの3日間、長崎へ修学旅行に行ってきました。
この修学旅行のトピックは、何と言っても長崎の伝統文化「長崎龍踊り」を学び、実際にJR長崎駅の広場でギャラリーを前に踊りを披露したことです。
修学旅行の実行委員は「長崎龍踊り」を本場長崎で披露するため「龍」を学校で制作し、はるばる大阪から新幹線に乗せて持って行ったのです。
勇壮に長崎の町に踊る「六中龍」
駅前広場でご覧になられたかたはもちろんでしょうが、大阪からの修学旅行生が「龍踊り」を踊るのは珍しく長崎市民も驚かれたようで、なっ、なっ、なんと六中生が踊る様子がNHKに取り上げられ、その日の夕方放映されたそうです。
実行委員をはじめ六中生、教職員にとっては、忘れることができない修学旅行となったに違いありません。
5月21日(月曜日)
日本中が自然の不思議に湧き上がった金環日食。市内公立小学校では、登校時間を1時間30分繰り上げ、7時15分からを1時間目とし、金環日食の観察授業を行いました。
当日は天候にも恵まれ、教職員はもとより、保護者の皆様や青少年を守る会など地域のかたがた、箕面警察署のご理解とご協力により、事故もなく、子どもたちの心に残る素晴らしい観察授業が行えました。皆様に心から感謝申し上げます。
日食のはじまり
金環日食
ピンホールを使って観察
木陰でも観察
世紀の天体ショーを観察
日食の様子をノートに!
なお、金環日食を授業に位置づけ全校で取り組むことにつきまして、保護者に皆さまや地域のかたがた、教職員にお伝えするのが10日前になってしまったことは、申し訳なくお詫びいたします。
5月26日(土曜日)
西小学校では、地域のかたがたが先生となり、伝統芸能やスポーツ、音楽や手芸など学校ではあまり学習する機会のない事柄を学ぶことができる「サタデースクール」を実施しています。拝見した教室のいくつかをご紹介します。
三味線と太鼓、そして鳴子の音とともに
「土佐の〜(ヨイヤサノ、ヨイヤサノ)
高知の 播磨矢橋で〜(ヨイヤサノ、ヨイヤサノ)」
と元気な声が飛び込んできました。和楽器の教室です。
子どもたちはメイプルホールへの出演をめざそうと、意気込んでいました。
次の教室からは、何やら軽快な音楽が!
ロープマジックの教室です。先生の指導の下、子ども一人ひとりがマジックに挑戦!うまくいくと大歓声です。もしかしたら、将来西小からマジシャンが誕生するかも…
移動のため、渡り廊下へ。子どもたちの楽しそうな笑い声とともに、小気味よいピンポン玉の音。そこでは卓球の練習中でした。
指導されていたかたが「西小学校の児童は、第一中学校へ行くでしょ。一中には卓球部があるからここでの指導が中学校につながると思うと、やりがいがあります。」と仰っていました。まさに地域での「小中一貫教育」ですね。
次の教室は、静けさの中に「パッチ、パッチ」と音がしています。
そう、将棋教室です。真剣な表情の子ども、対戦する大人も真剣です。指導されていたかたが「将棋は奥が深い。このお子さんは筋がよく、将棋盤の中の宇宙が見えている。」と目を細めていらっしゃいました。
次の教室はアート教室です。地域の先生が今年から始められたそうですが、乾燥させたお花などを用いて飾り箱を作っていました。この材料は、すべて先生がご用意されておられ、「お花を乾燥させ、数をそろえるのが大変ですが、子どもたちのためにと頑張っています」と笑顔でお話しいただきました。
ご紹介させていただいた教室以外にも、たくさんの教室が開催されていました。ご紹介できないのが残念ですが、ご容赦ください。
地域とのつながりの中でのこうした取り組みは、子どもたちにとって本当に素晴らしいことです。ご協力いただいている地域の皆様方に心から感謝申し上げます。
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