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春の全国火災予防運動

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 消防本部の美谷(みや)です。

 月日の経つのは早いもので、昨年の4月に豊能町消防本部と統合し、新生箕面市消防本部が発足し早1年が経とうとしています。
 昨年のこの時期は、新たな組織の人員配置に悩みに悩んで過ごしたことが、昨日のように感じていますが、また新たに次年度の人事異動を考える季節となりました。
 この1年は、旧の箕面市・豊能町の職員全てが、試行錯誤の中、お互いに気配りをしながら過ごした年であったと思います。
 おかげさまで、色々な活動や業務を通じて、お互いの意思疎通も深まり、年度当初に掲げたスローガンである、新たな「チーム箕面消防としての団結」が出来つつあるように感じています。
 まだまだ、時間がかかる事ではありますが、一歩一歩前向きに進んでいきたいと思います。
 地域住民の皆さんに安心を提供できる強い組織づくりに向けて、当分の間、悩み続けながら過ごします。(-_-;)


 まだまだ寒い日が続きますが、季節は徐々に春へと移りつつあります。
 庭では「雲龍梅」が満開です。

 
◆来月3月1日から春の全国火災予防運動が始まります。

 「消しましょう その火その時 その場所で」を平成28年度全国統一防火標語とし、平成29年3月1日から7日までの7日間にわたり、「春の全国火災予防運動」が始まります。
 平成28年中の箕面市の火災は12件で非常に少なく抑えられていますが、全国で発生した建物火災は、平成27年中で、22,197件で、月別の発生件数をみますと、3月が最も多く(2,356件)、次いで1月(2,265件)、2月(2,063件)となっており、冬場だけではなく、春先にも火災が多く発生する傾向にあります。
 火災による被害を減らすためには、一人ひとりが普段の生活の中で、防火に対する意識を高め、火災予防の対策を行うことが何よりも大切です。
 火災予防運動の期間中は、全国各地で消防訓練や、防火に関する講習のほか、防火防災に関する展示、体験型イベントなど各種行事が行われますので、是非この機会に防火の知識や技能の修得に努めるなど、防火意識を高めましょう。

◆全国山火事予防運動(3月1日~3月7日)

 箕面市での林野火災は、過去5年間は発生していませんが、国内における林野火災は、例年春先に多く発生しています。
 平成27年中の全国の発生件数は、1,106件( 前年1,494件)で、3月から5月までの間に601件の火災が集中して発生しました(年間出火件数の約54%)
 春先に林野火災が多いのは、枯葉が地上に積もり、下草も枯れている上、降雨量が少なく、空気が乾燥し、季節風が吹くなど林野火災が発生しやすい気象条件となっており、さらに、この時期になると火入れが行われ、また、山菜採りや森林レクリエーションなどにより入山者が増えることによるものと考えられます。
 総務省消防庁では、広く国民に山火事予防意識の啓発を図るとともに予防対策を強化し、森林の保全と地域の安全のために、林野庁と共同で春の全国火災予防運動期間中の3月1日から7日までを「全国山火事予防運動」の実施期間と定め山火事予防を呼び掛けています。  

 
【林野火災防止のための注意点】
・ 枯れ草等のある火災が起こりやすい場所では、たき火をしないこと
・ 喫煙は、指定された場所で行い、吸いがらは必ず消すとともに、投げ捨てないこと
・ バーベキューなど火を使用する場合には、指定された場所で行い、そこを離れる時には、完全に火を消すこと
・ 各自のゴミは、指定された場所に捨てるか持ち帰ること
・ 火気を使用する場合は、周囲の可燃物の状況に十分注意するとともに消火用の水等を必ず用意すること
・ 強風注意報や乾燥注意報などが発表されている場合は、火気の使用は差し控えること

 森林は、地球温暖化の主な原因である二酸化炭素を吸収し、生命に必要な酸素を供給する貴重な資源であり、一度焼失してしまうと、その回復には長い年月と多くの労力を要することになります。
 林野火災の大部分は、皆さん一人ひとりの注意で防ぐことができます。
 貴重な人命や財産を火災から守るため、林野での火気の取扱いには十分気を付けましょう。

 


◆第13回近畿消防職員駅伝大会で4位入賞しました。

 2月17日(金)ヤンマースタジアム長居及び長居公園周回コースにおいて、近畿地域の消防本部が参加する、消防職員駅伝大会が開催されました。


 当日は、38消防本部、58チームの参加があり、その中で、箕面消防Aチームが4位入賞を果たしました。
 上位の順位は、1位:伊丹市 2位:高槻市 3位:大阪市 4位:箕面市 5位:堺市 6位:尼崎市 7位:柏原羽曳野藤井寺 8位:奈良広域 9位:明石市 10位:豊中市 でした。
 箕面消防Bチームは、上位にこそ入りませんでしたが、健闘いたしました。
 また、個人・シニアの部(3,360m)では、唯一の女性参加だった本市豊能消防署の酒井千春消防士が敢闘賞を受賞しました。
 この大会は、日頃の体力錬成の成果を競う、各消防本部とも気合いの入った大会で、毎年激戦となる競技会となっています。
 4位入賞は、過去最高順位で、消防活動の基本である基礎体力の維持向上のためにも、更なる上位を目指し頑張って行きたいと考えています。
 

 小雨が舞う天候でしたが、みんないい汗をかいた清々しい大会でした。

 

 

◆平成28年度豊中市はしご隊・箕面市消防隊合同訓練を実施しています。

 本市と豊中市ではしご車の共同運用を行っている関係から、毎年合同ではしご車と消防隊の連携訓練を実施しています。
 今年は、2月22日~24日の3日間、箕面消防署西分署の訓練塔を活用して実施しています。


 
 耐火造7階建ての共同住宅からの出火を想定し、実際に活動する豊中市はしご車分隊と箕面消防の活動隊の連携訓練で、所属の違う部隊同士がいかに情報交換し、要救助者を救出し、鎮火につなげるかを検証しながら進めていきます。
 基本的に、通報段階の情報を元に詳細はブラインド型の訓練で、その場の状況付与に対しどのように活動するかを訓練するものです。

 この訓練は、現実的な消防活動の強化と人事交流を図りながら広域的な連携強化にも繋がるもので、継続して実施していきたいと考えています。

  

【火災救急発生状況】平成29年1月1日からの箕面市と豊能町の合計値です。

  2月23日(木曜日) 午前9時00分現在
  ◇火災      4件 (昨年同時期比較    +1件)
  ◇救急  1,189件 (昨年同時期比較  +200件)


 

 

「自転車事故ゼロ」をめざして「ながら運転」をなくすために、箕面市では2017年3月31日(金曜日)までの間「絶対ダメ!ながら運転 自転車を安全に乗りましょう!」を統一キャンペーンとして展開します。


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