こんにちは、総務部の中井です。
2月も下旬を迎え徐々に春めいた気温や天気になっているはずですが、まだまだ寒い日が続いています。
インフルエンザの流行も続いており、私の回りの職員も次々と罹患しています。インフルエンザの予防は、予防接種、手洗い、うがい、人混みでのマスクの着用、十分な睡眠と栄養を取ることなど、誰もが知っている内容ばかりです。分かっていてもなかなか実行できないのが現実ですが、体調管理には十分に注意してください。
写真は、2年前に千円余りで近所のホームセンターで購入した梅の木です。昨日撮影した写真ですが、昨年に続き今年も元気に枝いっぱい花を付け、これから本格的な春がやってくるのを告げているようです。
全市一斉総合防災訓練へのご参加 ありがとうございました
先月の1月17日火曜日に、今年で5回目を迎えた全市一斉総合防災訓練を実施しました。
昨年は開催日が日曜日ということもあり、自治会などの参加数は過去最高を記録しましたが、今回は平日開催ということで、お仕事をお持ちで昼間はご不在のかたなどは参加できないため、参加数は落ち込むものと想定していました。
しかし、実際には230もの自治会、マンション管理組合にご参加いただき、窓や玄関に出された黄色いハンカチの確認や、個別訪問しての声かけなどにより、約21,400世帯の安否確認が行われました。
当日は雪がちらつく寒い日にもかかわらず、ご参加いただき本当にありがとうございました。
今後も、阪神大震災が発生した1月17日を曜日にかかわらず箕面市の全市一斉総合防災訓練の日として取り組んでいきますので、今回はご都合で参加できなかったかたも、次回にはご参加いただきますようお願いします。
避難所の運営
日本は世界有数の地震国で、いつ大地震が発生しても不思議ではありません。大阪府内の市町に大きな影響を及ぼす大地震として3つの地震があり、箕面市の被害想定は次のとおりです。
○本市の最大被害想定(震度6強 有馬高槻構造帯地震)
・建物の全・半壊 11,463棟
・避難所生活者数 12,772人
大地震等の大災害が発生すると、被災された多数のかたが各小学校などの避難所に来られます。
避難所には、要介護の高齢者や心身に障害をお持ちのかた、赤ちゃんや妊産婦、深刻な持病のある人、インフルエンザの疑いのある人、外国人などさまざまなかたが避難されてきますが、これらのかたにどう対応するのか、避難所のどこで休んでいただけばいいのか。
また、避難所運営には、避難者への対応の他に、着替え場所や授乳室、仮設トイレ、ごみ捨て場をどこに設置するのか、食糧や水をどこに置きどう配布するのか、マスコミの取材の受け入れをどうするのかなど、同時並行で対応すべき課題が山ほどあります。
箕面市では、自治会、民生委員・児童委員など地域の団体で構成された地区防災委員会が各避難所の特色に合わせて避難所運営マニュアルを作成し、避難所を運営していただくことになりますが、いざその時に混乱しないよう平時の訓練、研修が必要となってきます。
「避難所HUG」を体験
避難所の運営訓練には、講義形式や実地訓練などいろいろな手法がありますが、近年注目されているのが「避難所HUG」です。
避難所HUGは、避難所運営を考えるためのひとつの手法として、静岡県が2007年度に開発した避難所運営を模擬体験するゲームです。
HUGという名称は、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味です。避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられました。
東日本大震災では、震災前にHUGを体験していたことで、妊婦やお年寄りなど様々な事情を抱える人たちに落ち着いて対応できたという例があり、実災害で具体的な成果が得られています。
「避難所HUG」の特徴
避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカード(避難者カード)を避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こるさまざまな出来事(イベントカードで付与)にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
プレイヤーは、このゲームを通して避難者の属性を考慮しながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、自由に意見を述べかつ話し合いながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
避難者カード
イベントカード
今回、東小地区防災委員会で行われた訓練で、委員の皆さんに避難所HUGを体験していただきました。
スタート直後は、支援が必要な対象者にどの部屋に入っていただき、どう対応するのか。避難所に給水タンク車が来ることになったが、どこに駐車すればよいのかなど、避難者カードやイベントカードの内容を見て、戸惑っているかたも見受けられましたが、進行するに従って参加者同士で意見が飛び交うなど、より過ごしやすい避難所運営について検討されていました。
避難所の見取り図をみながら、ベストな部屋割りを検討されています。
防災研修は、地区防災委員会だけでなく、ご要望に応じて個別の自治会やマンション管理組合、関係団体、福祉関係施設などでも実施しています。ぜひお問い合わせください。
お問い合わせ 市民安全政策室 電 話:072-724-6750(直通)
FAX:072-724-6376
「自転車事故ゼロ」をめざして「ながら運転」をなくすために、箕面市では2017年3月31日(金曜日)までの間「絶対ダメ!ながら運転 自転車を安全に乗りましょう!」を統一キャンペーンとして展開します。