皆様こんにちは。箕面市立病院事務局の稲野です。
いよいよ年の瀬。皆様にとって、平成28年(2016年)はどんな一年でしたでしょうか?
私も、いろいろなことがありました。特に、4月に市立病院勤務となり、仕事が大きく変わり、「大変」な一年でした。新しい仲間・先輩・同僚、そして、市民、患者さまに支えられ、なんとか年末を迎えることができました。お世話になった皆様、誠にありがとうございました。
そろそろインフルエンザも流行りだしているようです。手洗い、うがいを心がけ、健康で輝かしい新年をお迎えください。
(ライフプラザ西側斜面の新春飾り)
さて、今回は、現在、市立病院の大きな課題となっている「コンビニ受診」について、お知らせとお願いをいたします。
○コンビニ受診とは
コンビニ受診とは、緊急性のない軽症患者が、外来診療をしていない休日や夜間に、病院の救急外来を受診されることを言います。例えば、「平日の昼間は仕事を休めない」とか、「日中は用事がある」、「薬だけでもほしい」といった理由で、軽症にもかかわらず、休日や夜間に、救急外来を受診されるかたが結構おられ、全国的にも、当院においても、いま大きな問題となっています。
このような受診が増えると、重症患者の対応に支障となったり、入院中の患者さまの急変に対応できなかったり、医師が休養がとれず翌日以降の診療に支障を来したりする場合があります。
休日や夜間の救急診療は、重症のかたの対応を目的としています。また、医師や看護師などの医療従事者が交替で勤務するなど、限られた体制で行っていますので、重症のかたを優先して診療いたします。
軽症のかたは、長時間お待ちいただいたり、診療ができない場合もあります。診療は応急処置のみを行い、お薬も1日分のみを処方するのが基本です。
からだに異変を感じられたら、通常の診療時間帯にお近くの開業医を受診し、早期治療を心がけてください。やむなく市立病院の救急外来を受診される場合は、必ず事前に電話(072-728-2001)でご確認ください。改めてご理解とご協力をよろしくお願いいたします。(詳しくは、コチラをご覧ください。)
○救急病院の区分
救急病院には、一次救急、二次救急、三次救急と3つの区分があります。一次救急(初期救急ともいいます。)とは、夜間や休日に救急診療を行っている診療所などを指します。一次救急は、高度な医療は行えないが、一般的な病気の初期診療ができる医療機関です。診療の結果、手術が必要となるような重症患者などは、通常、二次・三次救急を行っている医療機関を紹介されます。
二次救急は、地域の中核的な医療機関で、内科・外科等の専門的な医療が必要な急性期の患者の手術や入院治療を行います。箕面市立病院や近隣の市立病院は、これに当たります。三次救急は、すでに意識がないなど、即座に救命処置や手術が必要となるような、高度急性期の患者を受け入れる大学病院や国立病院などです。
○小児救急は
これらの例外として、小児救急があります。特に幼い子どもの場合は一次・二次救急ともに、休日や夜間に受診できる診療機関が限られており、「翌日まで待てない」とか「症状がよくわからない」というケースもあります。このため、夜間・休日の子どもの急病に一次救急として対応するため、豊能地区の自治体が連携して、「豊能広域こども急病センター」(箕面市萱野5-1-14 電話072-729-1981)を運営しています。
中学生までの子どもが休日・夜間に急病となり、お近くの開業医も閉まっているような時間帯には、同センターを受診してください。同センターで診察の結果、急性期の治療や入院が必要と判断された場合には、箕面市立病院ほか、近隣の市立病院が輪番制で受け入れをしています。
また、休日・夜間に子どもを急いで病院に連れていく必要があるかなど、判断に迷われたときに電話で相談できるのが「小児救急電話相談」(電話 #8000)です。そして、大人も含め、急な病気やケガをした際に「救急車を呼んだ方いいか」「病院に行った方がいいか」と迷ったときに相談できるのが「救急安心センターおおさか」(電話 #7119 又は 06-6582-7119)です。
どちらも市民の安心を高める医療相談機関として、また安易な受診・救急車利用を防止することを目的に運営されています。迷ったら、遠慮せず、ぜひご相談ください。
【ご報告】
○クリスマスコンサート
去る12月19日(月曜日)に、リハビリテーション棟1階ロビーで、市立病院恒例の「クリスマスコンサート」を開催しました。今回は、クラシックギタリストの西尾純平さんをお迎えして、入院患者さまをはじめ、多くの皆様に、クラシックギターの生演奏と西尾さんの軽快なトークをお楽しみいただきました。
みなさん、熱心に耳を傾けられ、療養生活の合間に、ひとときのやすらぎを提供できたものと思います。最後に、みなさんで「ふるさと」と「きよしこの夜」を合唱して、今年のクリスマス・コンサートは終演となりました。
【お知らせ】
○市民医療講座~みんなで知ろう!認知症のこと
日時 平成29年2月4日(土曜日)午後2時~3時30分
場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
講師 箕面市立病院 精神科主任部長 辻尾一郎医師
同 認知症看護認定看護師 岡山友佳看護師
*参加費無料。予約も不要です。ぜひ会場へ直接お越しください。
*詳しくは、コチラをご覧ください。
「自転車事故ゼロ」をめざして「ながら運転」をなくすために、箕面市では2017年3月31日(金曜日)までの間「絶対ダメ!ながら運転 自転車を安全に乗りましょう!」を統一キャンペーンとして展開します。