皆さん、こんにちは。この4月から教育長4年目に突入しました藤迫です。
さて、子どもたちや保護者をはじめ多くの皆様には、今般の新型コロナウイルス対策について、小中学校、幼稚園の臨時休校や各種イベントの中止、生涯学習施設の利用制限等、急遽の方針通知や方針変更など、様々な面でご負担をおかけし申し訳なく思っています。これらの対策は、国の要請や大阪府の方針に基づいて、皆さまの安全を第一に考え決定したものですので何卒ご理解いただきたいと思います。
また、昨日夕方にネット上で、「大阪府立校、5月6日まで休校延長。市町村立校にも要請」というニュースが飛び込んできました。大阪府教育委員会からも同趣旨の文書が届きました。これを受け、まさに本市教育委員会の方針を現在作成中です。本日のこの私のブログでその方針をお示しできればよかったのですが、間に合いませんでした。この後、各学校園所を通じて、また、このホームページやタッキー816などでもお伝えします。
この新型コロナウイルスの感染拡大予防対策については、その判断について、教育委員会には、お叱りの言葉や対応の不十分さについての指摘など、多くの市民の皆様から様々な意見を頂戴しています。私はかねてから、「組織は平時ではなく非常時にこそ、その力を測ることができる。」と信じています。今年度改めて、今回のような緊急事態にもしっかりと組織として力を発揮できる教育委員会にしていかなければならないと強く心に刻みました。頑張っていきますので、どうぞ皆さまよろしくお願いします。
ここで、臨時休校中の様子を少し紹介します。
(コミュニティFM放送局タッキー816を通して子どもたちにメッセージを届けました。)
(校庭開放では久しぶりに子どもたちの笑顔に会えて教職員も喜びました。)
そして、卒業式、卒園式については、従来と違う形で、換気やマスクの着用の徹底、座席の距離を開ける、来賓の出席を遠慮いただく、在校生は出席しない、可能な限りの進行の簡略化などなど、感染拡大予防に十分配慮しながら、なんとか無事執り行うことができ、内心ほっとしました。子どもたちも保護者の皆様も異例の式に困惑されたでしょうが、ご理解いただけたのではないかと思っています。改めてお礼申し上げます。
大阪は政府の専門家会議で「感染拡大警戒地域」とされ、感染者数が増加し続けるという厳しい状況の中では、子どもたちを含め市民一人ひとりの体調管理がとても大切です。検温、手洗い、咳エチケットなどの徹底は不可欠です。その上で、「3つの条件が同時に重なる場」を避けるため、①換気の悪い密閉空間にしないための換気の徹底②多くの人が手の届く距離に集まらないための配慮③近距離での会話や大声での発言をできるだけ控えるなど、保健管理や環境衛生を良好に保つような取り組みを進めていきます。
東京2020オリンピック・パラリンピックの延期が決定し、楽しみにしていました本市での聖火リレーも併せて延期になるなど、年度初めから、春らしい明るい話題はありませんが、自然界は着実に春の訪れを知らせてくれます。私は毎日歩いて通勤しているのですが、その途中にもご覧のように春が息づいています。
また、人事異動で教育委員会事務局に新たな職員も加わっています。
さあ、みんなで力を合わせて頑張りましょう!
(文部科学省から尾川副教育長が私たちの仲間に加わりました。)
(4月2日、新型コロナウイルス対策について教育委員会で協議。)